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僕らはどう生きるのか?

November 29, 2017

《キャリアについて考えるトークイベントを開催した結果、どう生きるか?を考える会になりました!》

 

 


WebメディアConobie https://conobie.jp/ 編集長の渡辺龍彦さん https://chiik.jp/articles/HLSIw と、Co-musubiメンバー 東麻子さんにゲストスピーカーとしてご登壇いただき、小学校高学年の親子と、中高生に向けて、ご自身の人生ストーリーをお話いただきました。

参加者の中には既に自分の興味関心の高い方向に向けて積極的に活動を始めている男子高校生も来てくれ、登壇者も参加者も意見を出し合い、考えをお互いに深め合う場になりました。

 

会終了後

高校2年生男子 「こんなに幅広い年齢で話し合うことは滅多にないので、とても良かったです。もっとこういう機会が増えてもいいのかも。」


高校1年生女子 「色々な人がいるんだなって知れておもしろかったです。ちょうど学校でも進路を選ぶ時期だったので良い機会になりました。」


小6男子 「もちろんおもしろかった!」


と感想を聞かせてくれました。

 

とにかく濃い内容の2時間だったので選びきらないのですが、特に印象的だった言葉を要約しご紹介させていただきます。

 

 

1, 登壇者:Conobie 編集長 渡辺龍彦さん

 

わんぱくで思いっきり遊んだこども時代。中高一貫校時代には、厳しい武道の部活を好んで選び練習に明け暮れる毎日の一方で、出会った一冊の本「おもちゃのデザイン」に惹かれ、おもちゃと遊びについて独学で研究を開始。「こども環境学会」に当時最年少で入会し、遊びについての研究内容を盛り込んだウェブサイトを製作、Webコンテストに応募。厳しい部活動と並行し睡眠時間を削りながらも、「楽しいから平気だった」とのこと。そのまま高校卒業前にドイツへ一人旅に出かけ、ドイツニュルンベルクで開催された世界中のおもちゃメーカーが集まるおもちゃ見本市にバイヤーと偽り潜入。17歳だとすぐに見破られるも、Welcome!と大人のバイヤーたちに受け入れてもらい話を聞かせてもらうことに成功。その後入学した大学では同じように独自の研究分野を持つおもしろい友人たちとも出会い刺激を受ける学生時代。大学外でも学ぼうと、学生団体「コトナhttps://greenz.jp/2010/03/27/kotona/  を立ち上げ「遊び」について仲間と共に研究し、卒業制作となる冊子「ことな」を刊行。ユニークな就職活動を経て、現職。独学で研究されてきた「遊び」を仕事に活かす一方で、プライベートでも「 Tokyo Play 」にてこどもの遊びに関わり続けていらっしゃいます。

 

質問「遊びを研究する中で新しい気づきはありましたか?」

 

渡辺さん

「勉強すればするほど遊びは行動ではない、状態であるというのが僕の中の発見です。それをやっている時に遊び心があるかどうか、こどもの心がその瞬間にちゃんとそこにあるという状態が重要だと思います。」

 

質問「ご両親のどのような子育てがあって渡辺さんの行動力につながったのでしょうか?」

 

渡辺さん

「ひとつは周囲に合わせなくていい、自分で決めろっていうこと。明確に言葉では言われていないけれど、親の生き方もそうで、なんとなく感じるものがあっった。(中略)高校の海外研修と部活の両立ができないってことはおかしいと顧問に主張して、そもそも僕は剣道部の部員ではあるけれどそれ以前にこの学校の生徒だから、この学校の生徒が受けられる研修やチャンスを受けられないのはおかしい、ということを生意気にも顧問に主張して、結局海外研修にも行き、レギュラーを決める総当たり戦でもちゃんと勝ってレギュラーにもなりました。そういう時にも、親の周りに合わせなくてもいいというスタンスは支えになったかなと思います。」

 

質問「まだポケモンカードなどで長く遊ぶ時間が取れた時代にベストだった遊びはなんですか?(小6男子)」

 

渡辺さん

街全体を使って遊ぶってのが楽しかったです。かくれんぼやどろけいにしてもエリアを広くして街全体で遊ぶことで予期しないことが起こったり、いつまでも見つからない奴がいたり、町内でやっている時には周りの住人は迷惑だった思いますが、街全体を使って遊べた、っていうのは楽しかったな、と思います。今僕がプライベートでやっているTokyo Play http://www.tokyoplay.jp/ という団体で街全体を子どもの遊び場にしていこうという活動があります。それも僕の原体験があり、その辺の街や道路などで好き勝手に遊べるように今はなかなかなっていないから、それをもう一度子どもの元に返しに行く、ということを活動としてやろうかな、と思っています。」

 

2. 登壇者:Co-musubiメンバー 東麻子さん


成績の良かった小学生時代。大人の決断に流されるように受験し入学した中高一貫の女子校。入学式の日に初めて「女子だけ」の世界を実感。学校の「勉強しなさい」の圧力にも心が追いつかない毎日。そんな学校生活の中でも「英会話」は好きだった。校内に掲示されていた「交換留学」の募集。自分の意思で申し込むも、全額奨学生枠は落選。有償枠は通過するも、弟たちのことを考え辞退。進学した大学生活も、「自分が最善を尽くしたわけではないからそんなに楽しいわけでもない。」その後、就職は希望の業界。社会に出て「なんか私、頑張ってこなかったよね。」と考え始める。仕事は楽しいけれど、このまま自分が頑張ったという記憶がないまま生きていいのだろうか。そこで学生時代の自分を振り返り、「英会話が好きだった」「留学したかった」自分を思い出す。イギリスにある全大学に自身のプロフィールと学力の情報をメールで送り、入学可能か問い合わせる。退職し渡英。1年間イギリスの大学で学び、資金の関係で一度日本へ戻り再就職。結婚も経て、日本で働きながら週末に大学院に通う道を選択。大学院卒業式のために再渡英したのは、イギリスの大学に入学するために渡英してから8年後だった。現在は一児の母として過ごす中で、親の立場として子を想い選択する気持ちを理解。一方で、我が子の発言や行動から、親が良かれと思ったことでも、こどもは小さくてもきちんと意志があり、本人の気持ちに沿って進める必要があるのだと実感。模索しながら時々瞬発力を発揮し人生を歩み中とのこと。中高生たちへのメッセージとして、色々なプレッシャーがあるとは思うが、その中で一つでも好きなこと、楽しいと感じることがあれば、多少脱線をしても、そこをベースに生きていかれたら幸せだと思う。

 

高2男子

「自分も、自分でできることを前提に考えてしまったことがあって。未踏ジュニアhttp://jr.mitou.org/  に採択され、これ作ろうとなり、「僕これはやったことないです。」と言ったら、サポートしてくれたスタッフの方から「やったことがないの?じゃあ、やろう!」と言われて。なんで自分は” 未踏 “ という、” 社会で誰もやったことをないことをやろう “ としていたのに、” 自分の中でやったことのないこと “ を怖がっているんだろう自分の中の未踏の地を開拓しないといけないんだな、とすごい思って。それって挑戦してみて初めてできるものなんだなと思いました。後になって、「意外にできるものなんだな」と思うものなので、そういうのを大事にしたいなと思います。僕は、会社や学校は一つの手段にしか過ぎないのかなと思っています。そうでないと、それがなくなった時に「自分ってなんだろう」となっちゃうかな、と。” 何かに依存せずに目指すもの “ っていうのがあると、ちょっといいのかなと思います。

 

僕なんかも学校の勉強は好きではない。(小学校時代までは自由に解くことができる算数が好きで得意だったが、中学以降、決められた解法を押し付けられる学校の数学に違和感を感じるようになった)

多分みんなが当たり前にできる事ほど僕はできない。忘れ物も本当に小さい頃から多い。今はiphoneのリマインダを活用している。親から言われているのに、ずっと改善できない事もある。でもそればかりを見ていると前に進めないのかなと思う。確かに人と比べてこれはできなかったなとか、これは遅かったなって事はあるけれど、それはどうしても人間だから人と違いが出てきちゃうのは仕方がない。それよりも、でも自分はこれはできなかったけれど、おかげで知れなかった事が知れたなとプラスに考えれば、経験は減るものではないんじゃないか。

 

高2男子へ大人の参加者から質問

「何がきっかけでそう思えるようになりましたか?自分の得意を伸ばして生きていきたいなと思えるようになった分岐点は?」

 

高2男子

「無意識にそう思うようになったと思うのですが、僕が初めてこういうイベントに出るようになったのは、中学校の時にアイデアコンテストに出たことがきっかけです。そのアイデアコンテストは全部匿名で書類で審査されます。どんな職業なのか、どういう名前なのかも全部わからない。その中で僕は、たまたまファイナリストにまで残った。するとファイナリストに残った隣の人たちがドワンゴやJRに勤めているすごい人たちでばかりで。「ここまで来れるんだ、アイデアだったら大人にも勝てるんだ。」とその時に自信になったんですよね。そういう場で社会的に認められるかどうかが重要というよりは、他の人は持っていないけれど自分には得意なところがあるんだなと思える。一つの軸だけで、例えば『勉強』っていう軸だけで考えなくてもいいのかなと思うようになる。さらに未踏ジュニアのようなプロジェクトともなると、自分よりもすごい人がどんどんどんどん出てくる。学校の中では、アプリを開発しているのは自分だけしかいないからすごいかもしれないけれど、そういうすごい場に行くと、ああやっぱり自分はまだまだだなと思ったりする。一時期すごく落ちる事もあるけれど、でも人はそれぞれ何かしら勝っている事、自分の方が得意だなって事はあるはずで、それを思えば全部ダメだって自分の事を否定する事はないし、もう得意なひとがいるならばその人から学べばいいんだって思うようになった。だから自分はいつも心の中に色々な評価基準があり、それを一つ一つ見て、ああ自分はこれが足らないけれどここはちょっと成長したなって思ったらポイントアップと考えるようにしている。」

 

渡辺さん

「僕もこういうアップダウンは思い返すとあったなと思っていて、特にそれが主体的かどうかって、自分の中から湧き上がるこれがやりたいってことで時間を過ごしているかっていうと、社会に出てからはあまりそういう感覚はなかった。自分の中で火がついているという感覚ではなく、けれど全然アンハッピーではない。自分がやりたいことから生まれたことじゃなかったとしても、結構楽しかったりする事は多くある合気道に、流された方が遠くに行かれるという考え方もあって、世の中では人の意見に流されたり、周りに流されることは良くないことのように言われるけれど、その方が自分の知らなかった分野や、自分が行くつもりじゃなかった面白いところに行ける可能性もあるよね、と。僕はそういう時期もすごく大事だなと思っています。僕は会社に入ってからは割とそういう風に生きてきて、最近ようやく、僕はアートがすごく好きなんですけれど、美術に絡めた仕事をしたいなとようやく意志として久しぶりにしっかり出てきました。そういう時には、自分の中からの火を大事にして動けばいいけれど、そうじゃない時に無理やり意志を持とうとしても、出てこないものは出てこないしな、と思って、そういう時は流されて遠くに行こうと思っていればいいな、と思っています。」

 

麻子さん

「確かにそれはある。私は一度海外に出てみて、一個やりたいことが叶えたぞ、というのはあったし、外から見てみると、自分が考えていたことは大きな波の中では微々たるものだったなと。親元離れ海外で暮らすので、とても自立しなくてはいけなかった。そういう意味では、この時期に、揺らがないもの、動じないということは身についた。そうなってくると、流されても、まぁいいかなというところは出てくるかもしれないですね。」

 

小6男子

「ここにいるみんな程、あまり長く生きていないからわからないけれど、流されていれば、基本今まで流れて、大した反抗もしなかったかな。けれど、どうせ明日どうなるかわからないんだし、何を考えても楽しければいいやって思います。」

 

高2男子

そんな結末は重要じゃないと、彼と同じことを思っています。僕も今日死ぬかもしれないだったらこのプロセスを楽しめていたらいのかな、と思っている人生という長い目で見るのも大事なんだけれど、今日1日充実していたな、ってくらいでも、それがずっと続いていたら良いのかなと。モチベーションとして下がっていたとしても、何かに向かっている途中だなと考えていれば、そんなに悪いことではないのかなと。いつもここに到達しないと自分はダメだと思ってしまう人がいるかもしれないけれど、そんなに先の事となった時、もしそこに自分が到達できなかった時に自分が嫌になってしまうから、目指していること自体がいいんだな、と考えることが良いと思う。」

 

以上、抜粋し要約

 

年齢に関係なくそれぞれの考えをシェアし合うとても濃く深い内容となりました。


1週間かけて何度かその日の様子を動画で見返し、文字にも起こし何度も読み返し、ずっと考え続けています。どなたのどの言葉にも共感し、考える事が無限に広がり、こんなに考えがまとまらないのは正直初めての経験だと驚いているところです。これが本当に「答えのない」という事であり、人生の面白さだとじわじわ感じ始めているところです。この2時間に多様性がぎゅっと詰まっていました。


終了後、Conobie編集長の渡辺さんからこのようなメッセージをいただきました。


「10歳以上離れたこどもたちと話すのはとても緊張しましたが、質問してくれた内容や、東さんのお話含めて、僕自身への気づきがたくさんある時間でした。今日、こどもたちと話してみて、同年代や年上に限らず、世代単位で歳下の子ども達もすごく尊敬できるしもっと出会いたいなぁと思えました。

小さな団体の小さな会場でのイベントへのご登壇を快くお引き受けくださり、真剣に向き合ってくださり、さらにはこのように温かいメッセージまでくださり、感謝の思いでいっぱいです。

 

また、私達メンバーのお一人東さんのお話は、私自身の少女時代の苦しさや世界を思い出させてくれ、女性が社会の中で育ち生きるうえで、見えない壁や天井についても改めて自分ごととして考えるきっかけをくれました。まだまだ考え続け自分なりの答えを持って子ども達に接していきたいと思いました。

 

渡辺さんはこのイベント前のミーティング時に、

「参加してくれた小学生、中高生のみなさんにとって、自分達が思っているよりも君たちの未来はもっと自由だということ、何歳になっても何かを新しく始めるのは遅くはない、ことが伝わると嬉しい。」と仰ってくださいました。

 

世の中にはこんなに色々な人がいて、色々な人生がある。自分の人生をそれぞれ自分の色で編み続けて欲しいなぁと願っています。

渡辺龍彦さん、東麻子さん、ご参加くださった皆さま、本当に有難うございました!



 

 

 

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